2019年5月11日観望会
この日は先月と同様、朝から快晴に近いお天気。
でも先月と違って雲が広がる気配はありません。
そのまま夕暮れを迎えました。
まだ少し薄明の残る19時30分、
大阪市からお越しいただいたご家族に
北斗七星・北極星、春の大曲線、
春の大三角のお話しを聞いていただき
月齢6の月を10cm屈折望遠鏡で見ていただきました。
小さなご兄弟が、何度も何度も、交代しながら
「わぁ!」と見ている姿が印象的でした。
あとから到着のご家族は、子どもさんが
スマホで月の写真撮影にチャレンジ。
なかなか光軸がカメラに一致せず
大苦戦。
「もうあきらめたら?」の声にもめげず
とうとう素敵な写真をゲットしていました。
先のご家族の子どもさんも
スマホ撮影に成功していましたね。
いい記念になったと思います。
月は20cmシュミカセで見ると
また違った見え方でしたね。
そのあと、二重星のミザールやコルカロリも見ていただきました。
肉眼でかんむり座に挑戦してもらったのですが
なんとか6つは見えました。
最後の7つめ(イオタ星4.9等)は厳しかったかな。
双眼鏡をお持ちの方には
かみのけ座(Mel.111)を見ていただきました。
宝石をちりばめたような星々を楽しんでいただきました。
(かんむり座)
そのうちに若者2人が来てくれました。
肉眼で春の星座(おおぐまの足の爪の二つ星3組も)、
春の大曲線(からす座まで)、春の大三角、
黄道12星座の星々(双子座からさそり座まで(かに座は月があり見えなかった))
ブラックホールで話題になったM87のある場所、
望遠鏡ではベガのダイヤモンドのような輝きと
M13のボーッとした輝きを見ていただきました。
彼女たちも空の暗い地域で育ったけれど
じっくりと夜空を見上げる機会として
楽しんでもらえたと思っています。
空は「完璧」ではありませんでしたが
雲が広がることもなく
とても素敵な夜空だったと思います。
参加していただいた皆さん、
ありがとうございました。
スタッフが帰る頃には、東の山から木星が出てきました。
来月の観望会では見られるでしょう。